2020年11月、埼玉県所沢市に角川武蔵野ミュージアムが全館グランドオープンします。ミュージアムの1階グランドギャラリーでは、第一段企画のひとつとして、当館のアドバイザリーで妖怪研究の第一人者・荒俣宏氏監修による展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」を開催いたします。
みなさんは妖怪に出会ったり、見たりしたことはありますか。本展では、日本各地に潜む見える妖怪から誰も見たことがない妖怪まで、妖怪のありようを端的に表した荒俣語録とともに紹介します。
新進気鋭のイラストレーターが描く妖怪絵図や、妖怪のイメージが具象化されたミイラなど、伏魔之殿門の向こうに広がる異世界空間をお楽しみください。
荒俣宏が監修する妖怪の展覧会
妖怪研究の第一人者・荒俣宏監修による展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」を開催。日本各地に潜む見える妖怪から誰も見たことがない妖怪まで、妖怪のありようを端的に表した荒俣語録とともに紹介する。新進気鋭のイラストレーターが描く妖怪絵図や、妖怪のイメージが具象化されたミイラなど、異世界空間が楽しめます。
その他、大正時代に自宅にローラースケート場を作ったり、ヘンなモノコレクターたちの団体「我楽他宗」をオーガナイズした稀代の”趣味人”と言われる三田平凡寺の珍コレクションも紹介。
荒俣宏の妖怪伏魔殿2020 見どころ
妖怪絵の回廊
妖怪の全体像をご存じですか。伏魔殿の門をくぐり抜けると、たくさんの妖怪が登場する妖怪回廊が続きます。気鋭のイラストレーターによる、原始から現代までを網羅する新しい妖怪絵巻、障子のむこうに潜むかわいい妖怪キャラクターの仕掛けなど、新たな妖怪の姿を荒俣氏のことばとともに紹介します。
日本の妖怪大集合
今回の合言葉は「妖怪は見えません」です。北海道から沖縄まで日本各地の妖怪を紹介しますが、中には全くイメージが残っていない妖怪もいます。ここでは、絵にならなかった理由や妖怪伝説が生まれた背景を、多様な絵画資料とともに紹介します。
※本画は展示されません。
「あのお方」たちがやって来る
東北では今もカミサマを身近に体感できるお祭りがあります。名もない「あのお方」たちは人間の世界にとけ込みカミサマの地位を得て、敬われる存在になりました。
ミイラと化石
昔の人々は絵図だけでなく、出土した化石や動物の骨などから、妖怪のイメージを具象化しました。これは江戸時代以降、日本で博物学的思考がうまれ発展した証といえるでしょう。
コレクター部屋
三田平凡寺というコレクターをご存じでしょうか。お寺ではありません!明治大正期に生きた珍品収集家です。ここでは趣味の仕掛け人ともいわれる三田平凡寺の珍コレクションを紹介します。そして、現在を代表する妖怪研究家からは、監修者の荒俣氏、京極夏彦氏のコレクションを展示します。
監修者=荒俣宏(あらまた ひろし)
1947(昭和22)年東京生まれ。博物学者、小説家、翻訳家、妖怪研究科、タレント。慶応義塾大学法学部卒業後、日魯漁業に入社。コンピュータ・プログラマーとして働きながら英米の怪奇幻想文学の翻訳・評論活動を始める。1987年『帝都物語』で日本SF大賞を受賞。1989年『世界大博物図鑑第2巻・魚類』でサントリー学芸賞受賞。テレビのコメンテーターとしても活躍中。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
来場者への呼びかけ(三密回避、体調不良時・濃厚接触者の来場自粛、咳エチケット)/入場時の手指消毒/入場時の検温/入場人数の制限(定員制)/場内マスク着用/従業員マスク着用/窓口に飛沫感染防止パーティション設置/場内のこまめな換気(換気システムを使い空気の循環)/場内の消毒
荒俣宏の妖怪伏魔殿2020 概要
開催場所 | グランドギャラリー (角川武蔵野ミュージアム1F) |
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料金 | 一般(大学生以上)1600円、中高生1000円、小学生800円 ※未就学児は無料。10月20日(火)より角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにてオンラインチケット販売開始予定 |
開催日 | 2020年11月6日(金)~2021年2月28日(日)
第1・3・5火曜は休館(休館日が祝日の場合は翌日休館)。12月29日(火)・30日(水)、2021年1月4日(月)〜7日(木)は休館 |
開催時間 | 日〜木曜10:00~18:00(最終入館17:30)、金・土曜10:00~21:00(最終入館20:30) ※12月31日(木)〜2021年1月3日(日)は10:00~18:00(最終入館17:30) |
電話番号 | 0570-017-396 (平日14:00~17:00) |
住所 | 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 |
交通アクセス | 【電車】JR東所沢駅から徒歩約10分 【車】関越自動車道所沢ICから約8分 |
駐車場 | 200円/30分(平日600円/24時間、繁忙日1800円/24時間) |
ホームページ | 関連サイトはこちら |
出典:角川武蔵野ミュージアム